【関西発:1泊2日】城跡や宿場町など歴史をたどる車旅

関西方面から鳥取へ向かう途中にある史跡を巡る歴史ファン必見のドライブコース。各時代の歴史や面影を感じながら進む1泊2日の歴史旅。

所要時間
1泊2日
交通手段
Start
1日目
関西方面から兵庫県佐用郡佐用町へ

因幡街道平福宿「川端風景(土蔵群)」

江戸時代初期、池田氏により城下町として整備され、一国一城令により利神城が廃城となったため、わずか30年で城下町としての用を終えた「平福」。その後、陣屋や鳥取藩本陣が置かれ因幡街道有数の宿場町として栄えました。街道沿いには、千本格子やウダツ、なまこ壁といった意匠が残る屋敷、土蔵群が残ります。

住所
〒679-5331 兵庫県佐用郡佐用町平福444
因幡街道平福宿「川端風景(土蔵群)」

利神城跡

石垣崩落の危険性があることから、一般のお客様の入山は禁止しています。

入山を希望される場合は、佐用山城ガイド協会が実施する「利神城ガイドツアー」に限り登山することが可能です。

※今回のモデルコースでは登山せずドライブコースから見上げます。 

住所
〒679-5331 兵庫県佐用郡佐用町平福
利神城跡
車で約15分

宮本武蔵生誕伝承地「武蔵の里」

智頭急行「宮本武蔵駅」から徒歩10分ほどの場所には、剣豪・宮本武蔵の生家跡、青年期宮本武蔵像、武蔵の墓、武蔵神社のほか、代名詞である「二刀流」を思いついたとされる讃甘神社など武蔵ゆかりの地が点在する「武蔵の里」があります。のどかな田舎の里山風景が広がるこのエリアを散策し、文武両道の達人で郷土の誇りとして古くから語り伝えられてきた宮本武蔵の足あとを感じてみてはいかがでしょうか。

住所
〒707-0415 岡山県美作市宮本
電話番号
0868-78-3111(武蔵の里大原観光協会)
宮本武蔵生誕伝承地「武蔵の里」
車で約10分

因幡街道大原宿「古町町並み保存地区」

鳥取(因幡)から姫路(播磨)までを結び、古くから経済、文化、政治に、あるときは軍事的にも利用された因幡街道。

その宿場町として発展してきた歴史を持つ古町の中心部には「本陣」、「脇本陣」の遺構が現存しています。

江戸時代後期から明治・大正期の町屋を中心に構成された町並みは、歴史的に重要な役割を果たした因幡街道の宿場町の景観を今なお保ち、岡山県から「町並み保存地区」に指定されているほか、「おかやま歴史の旅百選」や「新日本歩く道紀行100選」にも認定されています。

住所
〒707-0492 岡山県美作市古町
電話番号
0868-78-3111(大原宿観光案内所)
因幡街道大原宿「古町町並み保存地区」
車で約30分

智頭宿

古きを温めて新しきを知る レトロ×モダンな宿場町

江戸時代、参勤交代で江戸へと向かう鳥取藩の最初の止宿であり、藩主の宿泊や休憩の場となる御茶屋、奉行所、制札場が置かれていた智頭宿。

宿場町として栄えた往時から現代へと続く歴史の重なりを感じられる智頭往来を歩くと、一般的に酒蔵に提げられる杉玉がそこかしこの民家の軒先に飾られていることに気づくでしょう。こちらは”杉のまち”智頭町ならではの光景で、他の宿場町では見ることができません。

レトロなだけでなく、町屋をリノベーションしたモダンな新店舗も続々オープンする智頭宿の、風情ある景観と新しさが同居する”ハイカラ”な街並みもお楽しみください。

住所
八頭郡智頭町智頭
電話番号
0858-76-1111
智頭宿

国指定重要文化財 石谷家住宅

広さ3,000坪! 商家のお屋敷と美しい日本庭園

江戸時代から300年以上続く商家である石谷家。林業で財を成した石谷家が、国内の銘木、最高の施工技術で建築した「石谷家住宅」は、重厚な大門、3,000坪という広大な敷地、部屋数が40以上ある邸宅、7棟の蔵、そして美しい日本庭園を有し、江戸~昭和という長い歴史の重なりを表現した貴重な和風建築として国の重要文化財に指定されています。


母屋に沿って立つ3つの蔵はギャラリーとして利用され、季節ごとに石谷家収蔵の名品や地元作家の作品などを入替えての展示が行われます。広い土間や座敷では講演会やコンサートなどが開催されることも。展示・イベント情報は公式WEBサイトや公式SNSなどでご確認ください。


※当施設はバリアフリーではございませんので、建物内で車椅子はご使用になれません。あらかじめご了承ください。 

※【秋の特別庭園公開】のイベント期間を除き、お庭に降りる事は一切出来ません。 

住所
八頭郡智頭町智頭396
電話番号
0858-75-3500
営業時間
10:00~17:00(最終入館 16:30)
休業日
水曜日
※祝日の場合はその翌日
年末年始(12月28日~1月3日)
国指定重要文化財 石谷家住宅
車で約45分

鹿野城下の町並み

城下町から宿場町へ 江戸時代の町並みが残る町

鹿野の城下町は戦国時代に整備され、江戸時代以降は京都と山口を日本海沿いに結ぶ山陰道の一部、「鹿野往来(しかのおうらい)」の宿場町として発展してきました。当時の建物を利用した古民家カフェやおみやげ店が軒を連ね、400年たった現在でも町中に整備された水路には名水が流れています。夜になると商屋造りの建物が灯篭に照らされ、歴史情緒を感じられる町並みです。

近くにある鹿野城跡公園は、春には約500本の桜が咲き誇り、初夏にはホタルが飛び交う人気スポットとなっております。

散策で疲れたら、鹿野温泉で足湯や日帰り温泉を楽しんでみてはいかがですか。

住所
鳥取市鹿野町鹿野
電話番号
0857-84-2011
鹿野城下の町並み

鹿野城跡

大切に受け継がれる歴史ロマンあふれる街並み

戦国時代の城主亀井家の居城跡。頂上の石と内掘、外堀の石垣に当時の面影が残り、天守跡からは日本海をのぞむことができます。

鹿野は軍事上の拠点であったことからT字路・L字路が多く、城への進入経路も工夫されています。京格子のある町屋が点在し、風情ある城下町として今もなお大切に受け継がれています。

春には約500本のソメイヨシノが見事に咲き誇る桜の名所としても人気のスポット。秋には、南側にある城山(妙見山)の参道辺りで約600本のもみじが紅く鮮やかに色づき、手軽なハイキングコースとして親しまれています。冬の真っ白な銀世界もまた格別に趣があり人々を魅了します。

歴史ファンに人気の「鹿野城 御城印」、「亀井玆矩 武将印」は、近くの鹿野往来交流館 童里夢(どりーむ)で販売されています。

住所
鳥取市鹿野町鹿野
電話番号
0857-84-2011
鹿野城跡

鹿野温泉(宿泊)

宿泊は温泉地「鹿野温泉」で。

通称「おんなの湯」ともいわれる泉質は弱アルカリ性の単純泉で肌がつやつやになると評判です。


<おすすめのお宿>

国民宿舎 山紫苑

お宿夢彦

鹿野温泉(宿泊)
2日目
車で約30分

鳥取城跡・久松公園

県内有数の桜の名所!鳥取市街地を一望できる城跡公園

◆鳥取城跡

戦国時代に築城され、豊臣秀吉の兵糧攻めの舞台となった鳥取城。現在は建物の大部分が取り壊され、主に石垣や天守台が残されています。

最近では江戸時代の姿を取り戻すために復元計画が策定され、メインエントランスとなる橋と大手門が復元されました。

今後は、山頂の天守を除く麓の建物の復元が計画され、歴史・お城マニア必見のスポットです。

(2024年2月17日撮影)


◆久松公園

鳥取城跡を整備して造園された久松公園は、鳥取市街地を一望できる絶景スポット。春はソメイヨシノを中心に約240本の桜が咲き誇る県内有数の桜の名所で、ぼんぼりでライトアップされた夜桜を楽しめます。秋は紅葉の名所としても有名で、久松山を背景に美しい風景を観ることができます。

周辺には、旧鳥取藩主池田仲博侯爵の別邸で、大正天皇の皇太子時代の御宿所として利用された、白亜の洋館「仁風閣」や鳥取県立博物館など、徒歩10分以内に観光スポットが集約されています。





「仁風閣 長期休館のお知らせ」

仁風閣は2023年12月29日(金)より約5年間、文化財保存修理工事のため長期休館しています。

その間、仁風閣敷地内にある宝隆院庭園と宝扇庵は引き続きご利用いただけます。


★仁風閣正門敷地内にガイダンス施設「鳥取城跡・仁風閣 展示館」が4月2日(火)プレオープン・4月6日(土)グランドオープンします!


~日本100名城スタンプ押印と御城印・武将合戦印の販売をご希望の方は、仁風閣正門敷地内ガイダンス施設「鳥取城跡・仁風閣 展示館」で対応しています~

ただし、毎週月曜日は「鳥取城跡仁風閣 展示館」がお休みのため、御城印をご希望の方は「鳥取市文化財団事務局でお求めください<0857(23)2410※営業時間 9:00~17:00>。また、日本100名城スタンプは「鳥取県立博物館<電話:0857(26)8042※月曜休館>・鳥取市役所<鳥取市役所代表電話:0857(22)8111>でも押印できます


(2024年4月4日更新)

住所
鳥取市東町2
電話番号
0857-26-0756
鳥取城跡・久松公園
車で約10分

鳥取東照宮(旧樗谿神社)

江戸時代に創建された国の重要文化財

鳥取藩主だった池田光仲が江戸時代に建てた日光東照宮の分社。江戸時代初期の神社建築として国の重要文化財に指定されています。本殿の柱等に施されている鷹の彫刻は日光東照宮の「眠り猫」と同じく江戸時代の伝説的な彫刻職人・左甚五郎(ひだりじんごろう)による作品とされ、当時の装飾技術の高さが伺えます。

住所
鳥取市上町87
鳥取東照宮(旧樗谿神社)
車で約45分

若桜宿

インスタ映え、間違いなし! 城下町、宿場町として栄えた歴史情緒ある街並み

若桜宿はかつて、若桜鬼ヶ城の城下町として整備され、江戸時代以降は鳥取と姫路を結ぶ若桜街道と伊勢道の宿場町、商業都市として発展しました。

しかし明治の大火で若桜宿のほとんどが焼き尽くされてしまい、これにより地域の取り決めで、裏通りは土蔵以外の建物や人家を建てることを禁止、本通りは道の拡幅のために、ひさし(仮屋)を下げることなどが決められました。

その結果、今日のように蔵がまとまって建てられている「蔵通り」や昭和初期までは約800mのひさしが続いていた「仮屋通り」が誕生しました。

各通りの横を流れる若桜町のきれいな清流とあいまって、格好の散歩道となっています。

住所
八頭郡若桜町若桜
電話番号
0858-82-2237
若桜宿
車で約15分

若桜鬼ヶ城跡

尼子、毛利、織田など有力大名が欲しがった因幡の重要拠点

若桜宿の南側にそびえる鶴尾山(452m)に築かれた若桜鬼ヶ城は播磨・但馬両国に通じる街道の結節点に位置しており、因幡の重要拠点として栄えました。


現在は本丸、二の丸、三の丸などに石垣が残り、古い時期の城跡が新しい城跡とは別に残っていること、「廊下橋虎口」など他の城では見られない貴重な遺稿が残っていることなどから、国史跡に指定されています。

 

典型的な山城ですが、城跡付近まで林道を車で登ることができます。城跡からは日本の原風景ともいえる山里が一望でき、春には桜、秋には紅葉と歴史好きでなくとも楽しめます。

もちろん麓からも登城可能ですので、健脚な方、山城マニアの方、ぜひ、挑戦してみてください。

住所
八頭郡若桜町三倉
電話番号
0858-82-2231
若桜鬼ヶ城跡
車で約20分

不動院岩屋堂

日本三大投入堂の一つ

建物全体が天然の洞窟にすっぽり収まった不動院岩屋堂は舞台造りの密教建築物で、国の重要文化財に認定されています。

三徳山三佛寺の投入堂(鳥取県)、龍岩寺奥院礼堂(大分県)とともに、「日本三大投入堂」に数えられています。パワースポットとしても有名で、日本三大不動明王の一つでもあります。

年2回、護摩法要も行われ、本尊の不動明王が一般公開されるほか、岩屋堂集落の有志による野菜や加工食品の販売も行われます。

住所
八頭郡若桜町岩屋堂
電話番号
0858-82-2237 / 0858-82-2213
不動院岩屋堂
関西方面へ
Goal

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