【3時間】「鳥取砂丘植物観察文人探訪コース(春~秋季)」~鳥取旅時間 砂路をススメ④~
鳥取砂丘入口階段から歩き始め、砂丘オアシスや季節の植物、火山灰露出地など、砂丘ならではの自然をめぐるコースです。
途中では鳥取砂丘フィールドハウスで砂丘の成り立ちを学び、文人たちの歌碑・句碑を訪ねて文学の息づかいにも触れられます。後半はシェアサイクルで爽やかな風を感じながら移動し、最後は鳥取砂丘ビジターセンターで旅の余韻を深めます。約2時間30分で自然と文化をバランスよく楽しめる散策ルートです。
画像:©TRAIL ON
- 所要時間
- 約3時間
- 交通手段
- 自転車、徒歩

鳥取砂丘入口階段

鳥取砂丘 オアシス(尻無川)
砂だけじゃない。鳥取砂丘は“変化する大地”。
雨や雪の多い冬は、湧き水の量が多くなって大きな水たまり「オアシス」ができます。雨や雪解けを繰り返すごとに少しずつ水たまりは拡大していき、風がない日には周囲の風景を写しこんで美しい鏡写しの景色を見せてくれます。
鳥取砂丘の“オアシス”は、雨のあとにだけ現れる期間限定の水辺。自然条件がそろったときだけ出会える、砂丘ならではの奇跡の瞬間。

鳥取砂丘 植物
歩くたびに出会える、砂丘の小さな仲間たち。
鳥取砂丘の植物の一年のはじまり
冬の間、葉を落としたり枯らしたりして休眠していた砂丘植物。春を迎え暖かくなるとコウボウシバやコウボウムギの新芽から始まり、ハマニガナ、ハマヒルガオ、ハマボウフウなど続々と新しい葉が出てきます。コウボウムギは新芽がしっかり出揃うころ、花の開花も始まります。
<春>
ハマダイコン
砂防林では、冬からハマダイコンがたくさん生えてきています。3月に入ると少しずつ淡い紅色のナノハナに似た花が咲き始め、4月にはたくさん咲きそろって花畑のようになります。
ニセアカシア
4月下旬、砂防林に多く生えているニセアカシアの花が咲き始めます。芳香のある白い花が房状に咲き、ハチがたくさん訪れます。たくさん開花すると林が白く染まって見え、甘い香りがたちこめます。
シャリンバイ
シャリンバイは、鳥取砂丘のような海岸環境にも適応する、潮風・乾燥に非常に強い常緑低木です。白い梅に似た花と、光沢のある厚い葉が特徴で、海岸の砂地でもしっかり根を張るため、砂丘植物としてもよく知られています。
トベラ
トベラは、潮風・乾燥・砂地に非常に強い“海岸性の常緑低木”で、鳥取砂丘周辺でも見られる代表的な海岸植物です。枝葉を傷つけると独特の匂いがあり、節分の魔除けとして“扉に挟んだ”ことから「トベラ(扉)」の名がついたとされています
<初夏~夏>
コウボウムギ
砂丘内各地で、大きな群落をつくっているコウボウムギ。各地でたくさんの花が立ち並ぶ様子が見られます。茶色(咲きはじめは黄色)のフサフサした見た目の雄株と、黄緑色のトゲトゲから白い糸のような花が咲く雌株があります。
ハマヒルガオ
ハマヒルガオは、アサガオのような形の桃色の花が咲きます。海岸部や砂丘入口階段などの大きな群落では、見頃を迎えると一度にたくさん開花して“花のじゅうたん”になります。
ハマゴウ
夏の鳥取砂丘を彩る青紫色の花です。ハマゴウの特徴でもある葉のスーッとした香りも、暑い夏に嗅ぐと特にさわやかに感じます。花のそばで待っているとコウベキヌゲハキリバチなどの虫も観察できます。
ネコノシタ
キクのような黄色い花です。主に海岸部に生えています。葉の手触りがザラザラしており、その感触が「ネコの舌」のようだということから名前がついています。愛猫家の方はぜひ感触をお確かめください。山陰海岸国立公園では、指定植物になっています。
<秋>
ハマニガナ
5月上旬、砂丘内でカワイイ花々が咲き始めます。ハマニガナは、砂丘内各地の植物群落で見られます。黄色いタンポポのような花を咲かせ、これから11月ごろまで長い期間ポツポツと咲きます。
ウンラン
ウンランは、海岸の砂地に生える多年草で、白〜淡黄色の花にオレンジ色の斑点が入る可憐な砂丘植物です。鳥取砂丘でも秋を中心に見られ、砂の上にちょこんと咲く姿がとても印象的です。

鳥取砂丘 火山灰露出地
砂丘の下に眠る、数千年前の記憶
鳥取砂丘の一部では、地表に“黒っぽい層”が見える場所があります。これが「火山灰露出地」で、過去の火山噴火で降り積もった火山灰の層が、風で砂が吹き飛ばされることで姿を現したものです。砂丘といえば“砂だけ”というイメージがありますが、実はその下には、数千年前の自然の記憶が地層として残っているのです。
大山倉吉軽石層(DKP)
約6万年前に大山火山の大噴火で降り積もった広域テフラ(軽石層)で、鳥取砂丘の火山灰層の中核をなす重要な地層です。 砂丘では古砂丘と新砂丘を区分する“年代のものさし”として扱われ、地質学的にも非常に価値の高い層です。鳥取砂丘の火山灰露出地では、黒〜茶色の層の中に、直径1〜2cmほどの黄褐色の粒が集まった部分が見られます。これが 大山倉吉軽石層(DKP) です。

山陰海岸国立公園 鳥取砂丘フィールドハウス
鳥取砂丘西側エリアの観光拠点
鳥取砂丘フィールドハウスは「オアシス館 」と「風紋館」 から成る 砂丘西側エリアの観光拠点。砂丘散策やガイドツアーなどの受付や砂丘に関するご案内などを行っています。
この施設で特におすすめなのが砂丘コンテンツをチェックできるパネル&タブレット。観光スポットやアクティビティの紹介はもちろん、砂丘に生息する植物や動物、四季や時間による景色の説明など、休憩しながら砂丘について学ぶことも可能です。
休憩スペースや足洗い場もありますので、砂丘観光を快適にお楽しみいただけるようお役立てください。

シェアサイクル
無人で24時間いつでも利用・返却可能なシェアサイクル(電動アシスト自転車)を利用して、鳥取観光をお楽しみください。
(2026年3月17日更新)
★サイクルステーション ※自転車貸出・返却場所
| 鳥取駅(北口) | 鳥取市役所本庁舎 | 鳥取砂丘東側(鳥取砂丘駐車場) |
| 鳥取駅(風紋広場) | 鳥取銀行・鳥取駅南支店 | 鳥取砂丘西側(ヤマタ鳥取砂丘ステイション) |
| 鳥取城跡(鳥取県庁) | 鳥取銀行・鳥取川端ATM | Enejet吉方温泉SS(株式会社トリベイ) |
| わらべ館 | 山陰合同銀行・鳥取営業部 | 鳥取市歴史博物館(やまびこ館) |
| 鳥取市民会館 | 山陰合同銀行・鳥取駅南支店 | ファミリーマート吉成一丁目 |
※計15か所
※サイクルステーションは、今後順次追加予定。(最新情報はアプリで確認可)

~「HELLO CYCLING」の看板が目印です! ~
利用方法
専用アプリ「HELLO CYCLING」をダウンロードして利用。※PayPay、LINEアプリからも利用可能。
貸出:アプリで会員情報を登録・利用する車両を選択後、利用車両の近くでアプリ内の「開錠」ボタンをタップすることで、車両のスマートロックが自動で開錠する仕組み。また、スマートロックに掲載されているQRコードを読み取ることで利用することも可能。開錠後から利用(課金)が開始される。
※自転車の選択は、30分前から可能。
返却:ラックに空きがあり返却が可能なサイクルステーションをアプリ上で確認し駐輪の上、自転車に付属の「スマートロック」の「RETURN」ボタンを長押し、またはアプリの返却ボタンで簡単に返却完了。
※サイクルステーション内で貸出・返却することが可能な仕組み。
決済方法
クレジットカード決済、キャリア決済(ドコモ、au、ソフトバンク)、PayPay ※貸出時に選択
料金
車種 | 基本料金 | 最初の30分 | 延長料金 | 上限料金 | 備考 |
通常タイプ | なし | 150円 | 以降15分毎 +110円 | 12時間まで 1,800円 | 短距離移動向き |
スポーツタイプ | なし | 200円 | 以降15分毎 +150円 | 12時間まで 2,400円 | 中長距離移動向き |
詳細は各公式WEBをご覧ください。
事業主体:鳥取市、株式会社トリベイ、OpenStreet株式会社

鳥取砂丘周辺 歌碑・句碑
文人達の舞台 鳥取砂丘
多くの文人や詩人がインスピレーションを受けた鳥取砂丘。その文学的な魅力と作品に息づく砂丘の風景を特集します。
鳥取砂丘西側には、文化と自然が織りなす歴史の息吹を感じさせる文学歌碑がいくつか点在しています。これらの歌碑は、詩人や文学者たちが鳥取砂丘の美しさや情感を表現し、その作品を後世に伝えるために設置されました。
【歌碑・句碑一覧】
◆有島武郎歌碑
「浜坂の遠き砂丘の中にしてさびしき我を見出でける(つる)かも 」
白樺派の作家として有名な有島武郎は、大正12年に来鳥、砂丘を訪れました。武郎がこの歌を詠んで約1ヶ月後に軽井沢で情死を遂げたこともあって、砂丘を世に広めた一首です。
◆与謝野晶子歌碑
「砂丘踏みさびしき夢に与かれるわれと覚えて涙流るる 」
昭和5年、与謝野晶子は夫の寛(鉄幹)とともに砂丘を訪れました。この歌は、友人有島武郎への鎮魂歌として詠まれました。
◆枝野登代秋歌碑
「砂丘をいくつ越えしが波音のまち゛かにきこえて海はまだ見えず 」
枝野登代秋は、短歌誌「情脈」を昭和6年に創刊・主宰し、短歌人口の底辺拡大に努めました。
◆高浜虚子句碑
「秋風や浜坂砂丘少し行く 」
昭和7年に俳誌「ホトトギス」主宰の高浜虚子一行が砂丘で吟行会を開催した際に詠まれた句です。※2026年3月現在立ち入り禁止区域内につき見えにくくなっています、ご了承ください。
◆森川暁水句碑
「月荒き砂丘は古邑うづむとや」

シェアサイクル
無人で24時間いつでも利用・返却可能なシェアサイクル(電動アシスト自転車)を利用して、鳥取観光をお楽しみください。
(2026年3月17日更新)
★サイクルステーション ※自転車貸出・返却場所
| 鳥取駅(北口) | 鳥取市役所本庁舎 | 鳥取砂丘東側(鳥取砂丘駐車場) |
| 鳥取駅(風紋広場) | 鳥取銀行・鳥取駅南支店 | 鳥取砂丘西側(ヤマタ鳥取砂丘ステイション) |
| 鳥取城跡(鳥取県庁) | 鳥取銀行・鳥取川端ATM | Enejet吉方温泉SS(株式会社トリベイ) |
| わらべ館 | 山陰合同銀行・鳥取営業部 | 鳥取市歴史博物館(やまびこ館) |
| 鳥取市民会館 | 山陰合同銀行・鳥取駅南支店 | ファミリーマート吉成一丁目 |
※計15か所
※サイクルステーションは、今後順次追加予定。(最新情報はアプリで確認可)

~「HELLO CYCLING」の看板が目印です! ~
利用方法
専用アプリ「HELLO CYCLING」をダウンロードして利用。※PayPay、LINEアプリからも利用可能。
貸出:アプリで会員情報を登録・利用する車両を選択後、利用車両の近くでアプリ内の「開錠」ボタンをタップすることで、車両のスマートロックが自動で開錠する仕組み。また、スマートロックに掲載されているQRコードを読み取ることで利用することも可能。開錠後から利用(課金)が開始される。
※自転車の選択は、30分前から可能。
返却:ラックに空きがあり返却が可能なサイクルステーションをアプリ上で確認し駐輪の上、自転車に付属の「スマートロック」の「RETURN」ボタンを長押し、またはアプリの返却ボタンで簡単に返却完了。
※サイクルステーション内で貸出・返却することが可能な仕組み。
決済方法
クレジットカード決済、キャリア決済(ドコモ、au、ソフトバンク)、PayPay ※貸出時に選択
料金
車種 | 基本料金 | 最初の30分 | 延長料金 | 上限料金 | 備考 |
通常タイプ | なし | 150円 | 以降15分毎 +110円 | 12時間まで 1,800円 | 短距離移動向き |
スポーツタイプ | なし | 200円 | 以降15分毎 +150円 | 12時間まで 2,400円 | 中長距離移動向き |
詳細は各公式WEBをご覧ください。
事業主体:鳥取市、株式会社トリベイ、OpenStreet株式会社

山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター
まずはここから!雨の日でも楽しめる鳥取砂丘の総合案内所
鳥取砂丘ビジターセンターには、鳥取砂丘が有する魅力をあますところなく伝える展示や映像がたくさんあります。観光案内にも対応するほか、砂丘をよく知るガイドが常駐している今までにない施設です。
自然の造形としての砂丘の美しさやそこに生きるものの生命力を伝えるゾーンや、映像ミニシアターで砂丘の魅力を臨場感豊かに伝えていくコーナー、そして、鳥取砂丘のなりたちや特徴を、そこに生きる植物や動物、砂丘と人々の営みを学べるゾーンがあり、これらゾーンを巡ることで、鳥取砂丘への関心と理解を深め、砂丘を歩く時間=フィールドツアーへの期待感を高めていただくことができます。
またガイドによる館内の解説や砂丘散策ツアーの案内もしており、夕方から開催されるミステリーツアーでは、日本海に沈む夕陽、光り輝く満天の星、イカ漁の漁火など、美しい風景が参加者を幻想的な世界にいざないます。
足洗い場、砂丘用車椅子なども用意があるので、砂丘散策を快適に楽しむことができます。
※鳥取砂丘ビジターセンターで常時上映しているドームシアター「すなくら」が、2026年2月25日より新しい映像も追加になり、リニューアルオープンいたしました。ぜひご利用ください!

すなくら
鳥取砂丘の風紋に囲まれたドームシアタ「すなくら」。刻々と変化していく砂丘の姿を、臨場感豊かな映像と音声で楽しむことができます。あなたがまだ見たことのない砂丘に出会えます。
上映は15分おきに自動でスタートし、2種類の映像が交互に流れます(毎時00分、15分、30分、45分)。上映のない待機時間中にも楽しめる仕掛けがあります♪
■上映時間:約7分 ■収容人数:約20名
■体験メニュー:砂丘の専門家と一緒にめぐるガイドツアー
(2026年2月26日更新)




