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はるか頭上を列車が通る、国道178 号線へようこそ

兵庫県北部を東西に走る国道178号線。

近年「山陰近畿自動車道」の延伸が進み、交通の便が大変良くなりました。

そのため「海岸沿いの海を望みながらクネクネ」(このワードだけでテンション上がるライダーも多いでしょう)と走る旧178号線区間は交通量が減っており、バイクツーリングには最高の環境です!

関西から気軽に来れる絶景海岸ワインディングロードである浦富海岸エリアは走らないと絶対に損!

また、312号線から178号線に乗り換え、日本海に抜ける手前には、頭上のはるか上、高さ40Mを列車が走る余部橋梁(あまるべきょうりょう)が登場!

珍しい風景や美しい景色との出会いに、思わず「こんな穴場があったのか!?」と驚くこと間違いなし!地元ライダーもイチオシのツーリングコースを天橋立から鳥取砂丘にかけてご紹介します!

はるか頭上を列車が通る、国道178 号線へようこそ

まずは日本三景「天橋立」を目指そう!

言わずと知れた「天橋立」(あまのはしだて)は宮城県の「松島」・広島の「宮島」とともに、日本三景の一つ。

関西に住みながら、行ったことが無い人も割と多いのでは?まずはこの絶景を目指してGO!

絶景を見る場所はいくつかありますが、天橋立が天に舞う龍のように見える「天橋立ビューランド」がおすすめ。

ここから「股のぞき」をやってみよう!天と地が逆さになり、龍が天へ舞い上がる様に見えますよ!

大阪中心部や神戸から約2時間30分程度の距離にあるので、ここでお昼休憩がちょうど良いです。


駐車場(300円)あり、そこからリフトで上がります(往復850円)。

■天橋立ビューランドHP https://www.viewland.jp/

日本で一番 海の近い暮らしをする舟屋の町 伊根町へ

こんな京都があったんだ!と思うような静かで、雰囲気のある「伊根町」。ここのシンボルは舟屋と海の何とも言えない景色。

もちろん 地元の皆さんが住んでいる場所ですので、家には入れませんが、舟屋群の中にある伊根浦公園からその景色を見ることもでき、周辺には舟屋を改修したカフェやレストランがいくつかあります。ここまでお昼を我慢して、この町でランチも良いかもしれません。

興味があれば伊根町舟屋を見学できるガイドツアーも設定されています。

浦島太郎伝説のある「浦島神社」もお参りしておきたいですね。


■伊根町の食事場所 https://www.ine-kankou.jp/tastes

■伊根町舟屋を見学できるガイドツアー https://www.ine-kankou.jp/actives


※静かな町ですので、バイクでの走行にはぜひ配慮をお願いします。

エアーズロック?丹後半島の名所 立岩

旧石器時代の1,500万年前にマグマが冷えて固まってできた「立岩」は、高さが20mもある巨大な一枚岩。

紺碧の海に浮かぶオーストラリアのエアーズロック(ウルル)をような、不思議な姿です。

かつて、鬼を退治してこの岩に封じ込めたという言い伝えがあり、今でも風が強く、波の高い夜などは鬼たちの号泣する声が聞こえるといわれています。


住所:京都府京丹後市丹後町間人

京丹後ナビ https://www.kyotango.gr.jp/sightseeing/682/

幸せを運ぶ「コウノトリ」の日本最後の生息地でご利益を・・

一時期は絶滅寸前だったコウノトリもこの場所で保護されたおかげで、いまや100羽近くまで増えてきたそうです。

町中に珍しいコウノトリが羽ばたいているのも、ココ豊岡ならではの風景。

ツーリングの最中に見かけたら、「もっと増えてねー」と祈ってあげましょう。

ライダーが大好きな、ほどよくゆるいカーブが続く山間&川沿いのワインディングコース

豊岡を抜けて178号線も山間部に入り、信号も少なく、程よいゆるいカーブが連続するワインディングロードが続く。土生を超えると、並行して走る「土生川(はぶがわ)」からの風が心地よい。

小動物が飛び出してくる可能性があるので、注意して楽しもう!

地上40Mの鉄橋 余部へようこそ!

全国に高架鉄道は数多くありますが、地上40Mもの鉄橋は珍しい!

しかも平成になってから建て替えられたとはいえ、明治時代からの産物というからオドロキ!

高架鉄道を見るためにエレベーターも設置されており、当時の線路も見学できるので、鉄道好きライダーには外せないポイントかも!?

ぜひ、列車の通る時間帯を調べて、通過を目撃しよう!

「道の駅あまるべ」も併設されています。

見事なカーブと急勾配はまるでサーキット!?七坂八峠

178号線ツーリングのハイライトといっても過言ではない「七坂八(ななさかや)峠」。

写真を見るだけでう行ってみたくなる、サーキットのようなヘアピンカーブと急勾配、そして日本海。文句なしのお手軽絶景道です!

国道178号線を関西から走ってきたら間違っても居組インターチェンジから自動車専用道に入ってはいけませんよ!

まずは大羽尾の海岸まで旧国道178号線を走るのがおススメです!

Column

夏の夜の七坂八峠(居組海水浴場)

実は夜光虫が見れるスポットでもあります!

5月~8月の暑い日に赤潮が発生し、海岸にプランクトンが漂着したときに見れる幻想的な光景。

運がよかったら見れるかもしれませんよ!

夏の夜の七坂八峠(居組海水浴場)

岩々と海岸線が織りなす迫力の景色!西脇海岸

七坂八峠付近は標高が高く眼下に海を望みますが、東浜で一気に標高を下げて海岸に。

東浜海岸は海水浴場として有名ですが、西脇海岸は風景が一変し荒々しい岩肌の海岸に。

あまりの早変わりにビックリ!この海岸線は目まぐるしく景色が変わるので、このルートは走っていて飽きが来ません!

※2022年8月から付近崩落危険のため工事通行止通り抜け不可。通行時は道路情報要チェックです

サーファーも集まる大人気のビーチ 羽尾海岸

国道178号線から少し寄り道の県道255号線。

遠浅の砂浜が続く羽根尾海岸。サーフィンのスポットで、サーファーも多く見られます。

海水浴シーズンは混みあいますが、オフシーズンは静かなもの。

大羽尾の奥には漁港があり、駐輪して砂浜を散策するのもおススメですよ!

海岸線を望むトレーラーカフェ『Café bloom』でひと休み♪

気づかないと通り過ぎてしまうビーチサイドのカフェ。

ロケーションがあまりに良すぎるので、ついつい長居してしまうこと間違いなし!

※駐輪スペースは地面なので、立ちごけ注意!

※トンビに食べ物盗られるので注意!

海をバックに写真を撮るらココ!浦富海水浴場駐車場

海水浴シーズンは止める事が出来ませんが、オフシーズンなら自由に止める事ができるので、海をバックに記念撮影もしやすい場所です。

場所が広いですので、海をバックにバイクを並べて写真を撮りたい時にはおススメの場所です!

地元ライダーおすすめ!城原海岸

視界25メートルの驚異的な透明度を誇る浦富海岸エリアを見下ろすシーサイドワインディング。細かいテクニカルなカーブが続きます。

途中の城原海岸と鴨ヶ磯は浜辺に降りることもできますよ!(急こう配の階段があるので帰りは覚悟が必要ですが)

城原海岸展望駐車場にはトイレもありますので休憩も可能。

お手軽穴場絶景道ですので、是非走ってみてください!

また、遊覧船もありますのでバイクで走った後は海から眺めるのもおススメです!

国道29号線と鳥取東部海岸線ツーリング動画

「何度も見たくなる!」「神動画!」というレビューも多いツーリング動画です。

5分40秒付近から海沿いのツーリング動画になりますので、よろしければ参考にご覧ください!

透明度25Mの浦富海岸を通って鳥取砂丘へゴール!

場所によっては沖縄の海を上回る透明度の浦富海岸はまさに絶景!洞門、洞窟、白砂の浜など、様々な地形があり、実はゆっくり訪れてほしい景勝地でもあります。

この透明度を楽しむことができる遊覧船が運行していますので、次回は家族を連れてきてはいかがでしょう!?

さあ178号線の旅も浦富海岸を通って鳥取砂丘でゴール!です。安全運転お疲れさまでした!