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隼駅まつりの歴史 八頭町に訪れるライダーに迫る!

八頭町で毎年開催されている隼駅まつり。隼ライダーの聖地「隼駅」、隼駅まつりの成り立ちと今までの歴史について紹介します。また若桜鉄道だけでなく、鳥取ー若桜駅間を運行する「隼ラッピング列車」についてもご紹介します。

隼駅まつりの歴史 八頭町に訪れるライダーに迫る!

若桜鉄道 隼駅とは?

若桜鉄道若桜線は、郡家駅から若桜駅に至るローカル線です。自然豊かな沿線風景がのどかで観光列車としても運行し、何よりも地元住民の足として重要な役割を担っています。2008年には終着駅の若桜駅を含む若桜鉄道の23施設が国の有形文化財へ登録され、一路線でこれだけ多くの施設が文化財となる全国初めての事例となりました。

若桜鉄道隼駅も「若桜鉄道隼駅本屋及びプラットホーム」として登録有形文化財に登録されています。隼駅は木造平屋建の本屋の北側に、プラットホームが連続する駅です。昭和3年以降、昭和5年に若桜駅までの全線が開通する間の終着駅であったため、本屋のほかにも乗務員休憩所など、他の駅ではみられない建物が設けられています。外観だけでなく、待合室内部も往時の姿を良く残しています。

隼駅まつりの成り立ち

はじまりは二輪専門誌で「隼オーナーは隼駅に集合!」と呼びかけたところ、県外から7台の「隼」が集結したのがきっかけです。翌年からは、「隼駅を守る会」が主催となり、地域の活性化を図ろうと「隼駅まつり」として開催されています。その後も二輪専門誌やSNS等で広がりをみせ、今では多くのライダーが集まる年に一度の大イベントとなっています。2019年の第11回隼駅まつりは2,300台のバイクが集まり、来場者数は2,700人を記録しました。

隼駅に関わる団体個人をご紹介!

  • 隼駅を守る会
  • 隼駅を守る会 交通安全部

■隼駅を守る会

2008年8月バイク専門誌が「隼オーナーは隼駅に集合!記念写真を撮ろう」と呼び掛けたところ、大阪、神戸、岡山から7台のバイクが集まり、「来年もこの日(8月8日)に集まろう」と約束を交わしました。このライダーの企画こそ隼駅を全国に発信する絶好のチャンスと、地元有志により2009年8月に『隼駅を守る会』が結成されました。


■隼駅を守る会 交通安全部

「隼駅を守る会」の地域活性化活動を契機に、全国から多くのライダーの方が訪れる全日本的存在になり、一度は隼の地へ足を運びたいという程有名になりました。大きく活動の理念は2つあり、1つは隼駅までの楽しい思い出をお土産にまた何度もお越しいただくこと、もう1つが無事故・無違反で走行して頂くため「隼駅を守る会」において、交通安全パレードの参加、各種イベント参加等、「隼」を活用した鳥取県警察安全運転イベント協力の活動をすることです。


隼駅に関わる人物、団体の情報はこちら

近年の隼駅まつり

西暦
主な出来事
2018「第10回隼駅まつり」開催。10年目はバイク2,000台、2,500名の来場者を迎えて八頭高校の生徒達による迫力の書道パフォーマンス、鳥取大学ダンス部の若さはじける笑顔のダンス、郡家中北連の華麗な唄と舞、隼地区婦人会による隼音頭の踊りなどでライダーをもてなしました。
2019
「第11回隼駅まつり」開催。2018年を上回る2,300台のバイクと2,700名の参加者で賑わいました。北川圭一さんと津田拓也さんのトークショーや隼地区婦人会による隼音頭の踊り、郡家中北連による唄と舞いの地元芸能が披露され、駐車場では鳥取県警交通機動隊による白バイ交通安全教室が開催されました。
2020
新型コロナウイルス感染拡大防止対策として開催中止。
2021新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「WEB版隼駅まつり」を開催。道の駅はっとうが地域の特産物を紹介、地元ライダーによる新隼ラッピング列車との並走、因幡船岡駅でのイベント開催祝いなど、町民の皆さんが鉄道沿線の魅力をPRしました。また全国の隼駅まつりのファンの皆さんから寄せられた写真でギャザリングアート作品を作成しました。
2022
「第12回隼駅まつり」を3年ぶりに現地開催!1,500台のバイクが全国から集結しました。ステージでは北川圭一さんと津田拓也さん2人によるトークショーや米岡神社麒麟獅子舞保存会による麒麟獅子舞の演舞が披露されました。スズキのレジェンドライダー加賀山就臣さんもブース出展をしており、ステージへの登場で大きな歓声が上がりました。
2023「第13回隼駅まつり」開催。2300台のバイクと、2600名の来場者が訪れました。スズキ㈱のエンジニア4名による「隼」開発秘話トークショーや隼地区婦人会による隼音頭がおこなわれ、TEAM KAGAYAMA』ブースでは、隼とレーサー鐵隼(テツブサ)、加賀山就臣選手の愛機2台が展示されました。また、隼駅では本物のハヤブサのヤズちゃんが一日駅長を務めました。
2024
「第14回隼駅まつり」開催。来場数は2500台、2700名にのぼりました。世界耐久選手権元チャンピオンでレーシングアドバイザーの北川圭一さんと、全日本ロードレース選手権や鈴鹿8耐等で活躍中のプロレーサー津田拓也さんのライダートークショーも大盛況。ライダー交流会では、今年から新設された『海外から来たで賞』をソウルから自走して来場したライダーが受賞。まつりの最後には、八頭町出身の石破茂 衆議院議員がサプライズ登場しました。

おでかけ!「隼」の歩き方

  • 隼駅構内
  • どこか懐かしい雰囲気が漂います
  • 廃校をリノベした複合施設「隼Lab.」
  • ミニSLに乗って楽しめる全国初のミニSL博物館
  • 大型オートバイク「隼」が展示!

スズキの大型バイク「隼」ライダーの聖地として知られる若桜鉄道「隼駅」。

駅周辺には個性的なスポットがあり、実はライダーでなくても楽しめるんです。

鳥取市街からのアクセスも良い「隼」へのんびり小旅行してみませんか。

WEB版隼駅まつり

2021年8月8日(日)WEB版隼駅まつりが開催されました。同年4月29日に運行を開始した若桜鉄道「新隼ラッピング列車」や八頭若桜谷の魅力をYouTubeを通して全世界に発信しました。

イベントでは新型隼ラッピング列車を貸し切り、ゲストにはオートバイレーサーの津田拓也さんとレーシングアドバイザーの北川圭一さんをお招きしました。若桜鉄道「若桜駅」を出発して沿線の各駅地域のグルメや伝統文化の紹介を行いました。このYouTube動画は、隼駅まつりに毎年参加されている方だけでなく、隼駅まつりに参加されたい方にとって、八頭町や隼駅、若桜鉄道を深く知ることのできる動画となっています。

隼ラッピング列車

  • 隼ラッピング列車 白ブサ並走イベント
  • 第3弾隼ラッピング列車
  • 第2弾隼ラッピング列車
  • 第1弾隼ラッピング列車

八頭町を訪れるライダーの熱い想いに応えようと若桜鉄道「隼ラッピング列車」が登場しました。運転開始は2016年3月20日(日・祝)からで、使用車両は全4両ある内の唯一ステンレス車体のWA3301です。鉄道車両に大形バイクを装飾するのは日本では初めてでした。若桜鉄道区間だけでなく鳥取駅にも乗入れを行っています。

隼ラッピング列車の第1弾は車体側面には隼に乗るライダーの姿が大きく描かれているデザイン、第2弾には、片面はブラウンカラーの初代隼をモチーフとし、反対側は2008年に生まれ変わった2代目モデルのラッピングが施されていました。現在運行中の第3弾隼ラッピング列車は、13年ぶりにフルモデルチェンジした新型をモチーフとしています。 2019年4月29日にはラッピング第3弾の出発式が隼駅で行われ、隼~八東間ではスズキ製バイク「隼」との並走パレードも実施しました。