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散歩・ジョギングのすすめ。自分の足で感じるまちなかの魅力

鳥取はコンパクトなまち。中心市街地から数分歩くと豊かな自然も感じることができるんですよ。

散歩やジョギングをしながら、まちと自然の一体感を満喫してみませんか。季節の匂いを吸い込みながら、歴史や自然の溢れる鳥取のまちなかへ、いざ出発!

散歩・ジョギングのすすめ。自分の足で感じるまちなかの魅力

歴史を感じる「鳥取城跡・久松山エリア」

  • 擬宝珠橋
  • 中ノ御門 大手門
  • 桜の名所二ノ丸
  • 頂上付近からの眺望
  • お堀端
  • 仁風閣
  • 鳥取県立博物館

鳥取市のまち並みを見下ろす鳥取城跡・久松山エリアは、散歩やウォーキング、ジョギングにぴったりのスポット。久松山登山や太閤ヶ平ハイキングは日課としている人もいるので、道すがら地元の人と交流するのも、楽しみ方の一つでしょう。

鳥取城で有名なのが、羽柴(豊臣)秀吉の兵糧攻めです。戦国時代、秀吉軍は吉川経家が守る鳥取城の補給路を断ち、落城させました。秀吉が久松山を見張るために陣を張った本陣山、山頂の太閤ヶ平(たいこうがなる)は、このエリアのメインスポットとも言えるでしょう。周辺には仁風閣や久松公園、鳥取県立博物館なども。

自然や歴史ととも、鳥取時間を足で感じてみてはいかがでしょう。

城跡内の曲輪跡を探検。珍しい石垣にも注目!

  • 山上ノ丸へ
  • 巻石垣
  • 二ノ丸
  • 中坂稲荷
  • 登山道
  • 本丸跡から見た市街地
  • 山上ノ丸跡

鳥取城跡内には魅力がたっぷり。鳥取城跡エリアは、歩きやすく、景観も美しい道です。

堀に架かる大きな木製の「擬宝珠橋」。全長約37m、文化庁が認めた城郭復元木造橋としては、日本一の長さを誇ります。渡り切ると、堂々とした中ノ御門がお出迎え。そのまままっすぐ進むと、やがて二ノ丸と天球丸に至ります。ここには珍しい球体の石垣があります。石垣の膨らみを押さえて崩落を防止するために築かれたもので、「巻石垣(まきいしがき)」と呼ばれます。

天球丸の北側、二ノ丸は桜の名所。一段と高くなった三階櫓跡からは、海まで鳥取のまちを見渡せます。

二ノ丸からは裏御門跡を通って、鳥取県立博物館の前の道から堀端に戻れます。歴史に思いをはせながら、適度なアップダウンを歩くデイリートレーニングにも最適のスポットです。久松山頂の本丸跡から眺める鳥取のまちなみは、鳥取の思い出をより深いものに変えてくれるはず!1時間もかからず登れるので、ぜひトライしてみてくださいね。

鳥居の向こうは戦国時代⁉非日常を楽しむ樗谿~太閤ヶ平ルート

  • 鳥取東照宮鳥居
  • 鳥取東照宮への石畳
  • 随神門
  • 太閤ヶ成への道
  • 太閤ヶ成からみた久松山
  • 神門と権現茶屋

樗谿(おうちだに)には、あの徳川家康を祀る東照宮が鎮座しています。鳥取東照宮のおおきな鳥居をくぐり抜け、太閤ヶ平へと登っていくハイキングコースは、片道1時間半ほど。比較的勾配がゆるく、舗装もされているので、まち歩きの続きにスニーカーのまま散策できる、世代を問わないおすすめコースです。

春は山桜やコブシ、夏の深緑に秋の紅葉と、四季の移ろいが魅力のこのコースは、小鳥のさえずりが絶えず聴こえ、バードウォッチャーにも人気です。

羽柴(豊臣)秀吉が久松山を見張った太閤ヶ平は、山頂に至る少し手前が、いちばんのおすすめのビュースポット!開かれた山あいに、堂々たる久松山を見下ろすことができます。当時の秀吉がどんな思いでこの景色を眺めたのか…思いを馳せずにはいられません。

山を下りたら、鳥居のそばの権現茶屋でほっとひといき。

太閤様だけでなく、大権現様への参拝もお忘れなく。

歴史ある寺社が連なる山手通り

  • 長田神社
  • 興禅寺に向かう小道
  • 興禅寺
  • 興禅寺
  • 寺院が並ぶ通り
  • 樗谿グランドアパート
  • 観音院
  • 観音院

久松山系の麓を辿る「山手通り」は、住宅や寺院が連なる細い路地が続きます。車の通行量も少ないため、ゆったりと趣のある通り沿いの景観を楽しむことができます。

鳥取城堀端を東へ出発すると、まず見えてくるのは長田神社と栗渓神社の参道。栗渓神社の手前には、藩主池田家の菩提寺である興禅寺が。いずれも古い歴史を持つ寺社です。

山手通りを進むと日蓮宗の日香寺、臨済宗の大隣寺が並び、その先に日蓮宗の芳心寺と塔頭(たっちゅう)の本慈院、完龍院と続きます。芳心寺は初代鳥取藩主・池田光仲の夫人である芳心院の国元墓所です。

樗谿に向かって更に進むと、数奇な運命を辿ったために和洋、年代、様々な文化が混在した和洋折衷建築、樗谿グランドアパートが!まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえます。(※内部見学は要申込)

樗谿からほどなく、国内最古の力士墓が祀られる広徳寺と、国指定名勝の庭園を有する観音院が左手に現れます。美しい庭園を眺めながら抹茶をいただき、心穏やかに今日の旅を振り返ってみましょう。

市民にも愛される「ふるさと」の川沿いコース

  • 桜満開の桜土手
  • 桜のライトアップ
  • 桜土手と吹き流し
  • 桜土手と吹き流し
  • 紅葉の桜土手
  • 紅葉の桜土手
  • 桜土手に咲くコスモス

シンプルに鳥取のまちなかでジョギングや散歩にオススメなのが、袋川の桜土手。

この袋川は、江戸時代に鳥取城下町造成に際して開削された人工の川で、現在はその土手を多くの人々が散歩やひなたぼっこなど憩いの場として利用しています。若桜街道の少し上流から川下に向かって遊歩道が整備されており、まちなかでのジョギングやウォーキングに最適のコースです。

「うさぎ追いしかの山、こぶな釣りしかの川」で有名な唱歌、「ふるさと」。作曲した岡野貞一が思い浮かべた「かの川」とは、岡野の故郷である鳥取のまちなかを流れる、この袋川であったと言われています。

特におすすめの季節は春。約230本の桜が立ち並ぶ桜色のトンネルは見事の一言!薄紅色の花の天井をくぐり抜けながら、春の陽気のもと「ふるさと」の川沿いをのんびりお散歩してみてはいかがでしょう。

Column

若桜橋にあるソフトクリームのようなモニュメント

若桜橋の四隅にあるモニュメントは、岩美町の彫刻家山本兼文氏が、鳥取大火復興のシンボルとして、「不死鳥が天に舞い上がる姿」をイメージしたものだそうです。

若桜橋にあるソフトクリームのようなモニュメント