若桜宿の東側一帯には、県や町の文化財や文化伝習施設などが建ち並んでおり、「若桜郷土文化の里」と呼んでいます。
【歴史民俗資料館】
旧山陰合同銀行若桜支店の社屋を譲り受け移転復元されたものです。この建物は、明治時代の典型的な土蔵造りで。豪商の面影を伝えており、当時、銀行の威信にかけて銘木を駆使した斬新な設計で、変化に富んだ土蔵の美しさが表現されています。
【無動山永福寺の山門】
若桜町長砂地区の無動山永福寺跡からここに移転復元したもので、県の保護文化財に指定されており、大日如来像を本尊としていた寺として知られています。
【三百田氏住宅(さんびゃくだしじゅうたく)】
若桜町の吉川集落より移築復元されたもので、その建築様式は、因幡地方の特徴である入母屋茅葺き屋根です。当家は古くから吉川の庄屋を務め、元禄7年(1694年)に建てられたということです。
【たくみの館】
山村文化保存伝習施設で、仮屋通りを再現した建物となっています。伝統工芸である木地挽物などを紹介する施設です。